
クルマってどうやってつくられているんだろうー。3月20日、福岡県内の小学4〜6年生31人が「ニッサンこども特派員」として、「日産自動車九州」(福岡県苅田町)の工場を取材しました。4コースに分かれ各工程を見学。熱心にメモを取りながら、モノづくりのすごさや可能性を探りました。
クルマってどうやってつくられているんだろうー。3月20日、福岡県内の小学4〜6年生31人が「ニッサンこども特派員」として、「日産自動車九州」(福岡県苅田町)の工場を取材しました。4コースに分かれ各工程を見学。熱心にメモを取りながら、モノづくりのすごさや可能性を探りました。
クルマづくりの最初の工程。
巨大なプレス機が鉄板から次々と部品(パネル)を作ります。
迫力あるロボットやプレス機
いつもは見学できない圧造工場に、今回特別に潜入。クルマづくりのスタートとなる部品(パネル)をつくる工場で、ロボットの積み込み作業や5800トンプレス機などの迫力に特派員のみんなは圧倒されました。2~5工程を一度に加工できる圧造ラインでは「すごい」といった声も出るほどでした。最後はパネルの凹凸を見つける品質チェックなどを体験しました。
クルマの形にしていく工程。
ロボットと人が協力して1台につき約3000カ所も溶接します。
ロボットが正確な動きで溶接
サイドや床下などの部品を溶接し、クルマの原型となるボディーをつくる工場を見学しました。約500機ものロボットが正確な動きでボディーを溶接します。ロボットでは届かない細かい部品の取り付けや品質検査は人が担当。ロボット、人それぞれ得意分野があることを学びました。特派員は、超音波検査やリモコンによるロボット操作にも挑戦しました。
ロボットが塗料を吹き付け、ボディーに色を塗ります。
美しい色と光沢が出て来ます。
塗装の難しさや楽しさを体感
塗装の役割や方法についてしっかり学んだ後、靴底をきれいにして手袋やゴーグルを付けて工場内へ。ボディーに付いた汚れを取る前処理から上塗りまで五つもの工程でつやのあるボディーにします。注文に応じ環境に優しい塗料を、ロボットが素早く塗り分けます。見学後は、水性塗料をガラスに吹き付ける体験をして、塗装の難しさや楽しさを体感しました。
シートなどさまざまな部品を、丁寧に組立ます。
不具合がないか厳しい検査を受け完成です。
締め付けではプロ顔負けの腕前
最後の工程となる組立工程を見学。重たい部品はロボットが運び、タイヤのボルト付けなど繊細な作業は作業員が担当するなど、役割分担でクルマ1台を約1分で組立ます。特派員は組立の基本となるボルトの締め付け技術を体験。最後に締め付けの速さを競う「基本技能大会」を開催し、プロ顔負けの腕前に作業員からも驚きの声が上がりました。